投資信託とは
投資信託は運用のプロが投資家から集めた資金を、株式や債券などのさまざまな金融商品に分散して運用します。少額の資金でも始められると人気で種類も豊富なため、自分の投資スタイルに合った運用も可能です。そこで今回は投資信託について詳しく解説します。
1:投資信託とは?
投資信託は投資家から集めた資金をファンドマネージャーなどの専門家が株式や債券、不動産などの複数の商品に投資をして運用する金融商品です。
株式の価格は、「株価」といいますが、投資信託の価格は「基準価額」と呼ばれ1日1回公表され、自由に売買することができます。投資信託には主に3つのメリットがあります。
① 少額からはじめられる
投資信託は、まとまった資金がなくても、少額からはじめられます。
② 投資のプロが運用します
投資信託は投資家に代わり、プロの専門家が情報収集や分析を行って運用します。個人では直接投資をすることが難しい金融商品でも投資信託を利用すれば手軽に投資をすることができます。
③ 分散投資ができる
個人の投資家が自分だけで分散投資しようとすると、多くの資金が必要となりますが、投資信託は小口のお金を集めて1つの大きな資金として運用するので、さまざまな資産に分散投資しリスクを軽減することができます。
つぎに、3つ目のメリットである分散投資についてもう少しご説明します。
2:分散投資とは?
分散投資の仕組み
分散投資とは資金をさまざまな投資対象に分けて投資をすることで、1つが値下がりしても他のプラスの資産で損失を相殺して全体のリスクを軽減する方法です。分散投資の仕組みのポイントは値動きが逆になるものに分散させることです。
銘柄分散 | 複数の銘柄に分散させる方法 |
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資産分散 | 株式、債券など資産を分散させる方法 |
地域の分散 | 国や地域を分散させる方法 |
時間分散 | 投資するタイミングを分散させる方法 |
分散投資のメリット
分散投資の大きなメリットはリスクを軽減することです。分散投資のメリットを最大限に生かすためには、反対の値動きをする金融商品や銘柄、通貨などを組み合わせることです。例えば株式と債券や国内市場と海外市場、輸出関連株や輸入関連株などです。このように分散投資を行うことで同時期の値下がりを軽減することができます。投資信託は小口のお金を集めてひとつの大きな資金として運用するので、さまざまな資産に分散投資しリスクを軽減することが可能になります。
投資信託のリスク
続いて、投資信託のリスクについてご紹介します。
投資信託の最大のリスクが基準価額の変動による損失で、その要因として代表的なものが以下の4つのリスクによるものです。
金利変動リスク | 金利の変動により債券価格が変動するリスク。一般的に、金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券の価格は上昇します。 |
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価格変動リスク | 景気動向や企業業績など様々な要因により、投資信託に組み入れられている株式や債券等の価格が変動するリスク。 |
為替変動リスク | 為替レートの変動により外国資産の価格が変動するリスク。外国の株式や債券で運用する投資信託には基本的に、為替変動リスクがあります。 |
信用リスク | 債券等を発行する国や企業が、財政難などの理由により、利息や償還金をあらかじめ定めた条件で支払うことができなくなるリスク。 |
3:まとめ
投資にあたっては長期・分散・積立でリスクを軽減させ、効率的な運用を行うことが理想です。投資信託は投資初心者でも簡単にはじめられる最適な商品の1つと言えるでしょう。
- 投資信託にかかるリスクについて
- 投資信託は、値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、投資元本が保証されているものではなく、これを割込むことがあります。信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者に帰属します。また、投資信託は預貯金とは異なります。
- 投資信託にかかる手数料等について
- 投資信託にご投資いただくお客さまには、銘柄ごとに設定された販売手数料および運用管理費用(信託報酬)等の諸経費等をご負担いただく場合があります。
- ご投資にあたっての留意点
- 投資信託にかかるリスクおよび手数料等は、それぞれの投資信託により異なりますので、当該投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をよくお読みください。
auアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3062号
加入協会:一般社団法人投資信託協会
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