貯蓄と投資の違い
お金の殖やし方には、大きく分けて「貯蓄」、「投資」、「投機」の3つの方法があります。
資産運用の基本を理解するために、資産運用における「貯蓄」、「投資」、「投機」とはどういうものであり、その違いはどこにあるかを理解しましょう。
「貯蓄」とは?
「貯蓄」とは文字通り、お金を貯めて蓄えることです。元本に対して事前に約束された利息が支払われ、満期時には元本が全額戻ってきます。
具体的な金融商品で言えば、預貯金など元本・利息が保証されている商品が代表的な貯蓄商品といえます。安全で確実性の高い商品ですが、決まった利息以上に殖えることはなく、どちらかと言うと元本自体をコツコツと貯めていくイメージの方が近いかもしれません。
「投資」とは?
「投資」とは将来の成長が予想される有望な投資先を見つけて、長期的なスタンスで資金を投じるものです。代表的な投資商品には株式がありますが、成長性の高い有望な企業の株式に投資することにより、期待通り成長すれば、投じた資金元を大きく殖やすことができます。また、外貨預金も通貨に投資する投資商品の一つです。通貨は経済を映す「鏡」といわれており、外貨預金への投資はその国の経済の成長性を評価したものと考えることができます。
投資は貯蓄よりも高い収益が期待できるものの、貯蓄と異なり収益は事前に確定したものでなく、予想を上回ることも下回ることもあります。このように収益が変動することを「リスク」と呼んでおり、リスクが大きければ損失が生じることもあります。