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投資のリスクとリターン

投資のための基礎知識-リスクを理解する

リスクには収益が期待よりも大きくなることも小さくなることもどちらの可能性もあると説明しましたが、収益は確実に見込めるほうがいいし、リスクは小さければ小さいほどいいに決まっています。 しかし、リスクとリターンの間には「トレード・オフの関係」にあることも認識しておく必要があります。つまり、高いリターンを望むならある程度のリスクを覚悟する必要があり、リスクを避けたいのであれば低いリターンしか得られません。

したがって、リスクなら何でもとらないというのではなく、どうしてリスクが生じるのかその要因をしっかり理解することにより、無益なリスクを避け、有益なリスクならば積極的にとるといった姿勢が重要になってきます。

リスクの分解

資産運用に強くなるには、リスクがどうして生じるのか、その要因について理解する必要がありますが、その場合、まずリスクを「個別要因」と「市場要因」に分けて考えてみることが重要です。

個別要因とは信用リスク(事業リスク)をさし個別企業の事業活動や企業活動の変化に伴うリスクです。一方市場要因とは為替レートの伴って発生する為替リスク、金利変動に伴う金利リスク、株式市場全体の動きに伴う株式市場リスクの3つに分類されます。その他にも物価上昇により金融資産の実質的な価値が目減りしてしまうインフレリスクがあります

資産運用に強くなるにはリスクを理解することが重要!

個別要因によるリスクは、株式や債券を発行する個別企業の要因に基づくもので、事業活動の不振や業績悪化によって、その企業が発行する株式や債券の価格が下落することをいいます。「信用リスク」とか「事業リスク」とも呼ばれます。最悪の場合は倒産により企業の株式や債券が紙切れになってしまいます。信用リスクや事業リスクの高い企業への投資はうまく行けば高いリターンを得られる一方で、失敗すれば紙切れになってしまう危険もあり、基本的には回避すべきリスクといわれます。複数の企業の銘柄に分散投資することにより、個別企業のリスク要因はできるだけ避けるのが基本です。

一方、市場要因はマーケットに共通するリスクのことです。株式市場の価格変動リスクが代表的なリスクですが、その他に金利リスクや為替リスク等があります。それぞれ株価や債券価格、外貨建て資産の価格に対して大きな影響を及ぼしますが、相互にも影響を及ぼし合います。個別要因によるリスクは分散投資により避けるべきであるといいましたが、マーケットに共通するリスクは基本的には避けることができず、資産運用では市場全体のリスクを考えることがより重要になります。
次ページ以降では、株式市場や債券市場の価格変動がどうして生じるのか、個別に見ていくことにします。

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