iDeCoの投資配分、かんたんな決め方とは?20代・30代の女性の皆さん老後のお金のこと、一緒に考えませんか?ファイナンシャルプランナー飯村久美さんと「きんゆう女子。」を運営する鈴木万梨子さんに対談いただきました

iDeCoでしっかりお金を育てるには、複数の商品にバランスよく投資することが大切。でも実は、その配分を決めるのが意外と大変…
そこで最終回は、投資配分のかんたんな決め方をご紹介していきます。運用後の注意点や、金融機関選びのポイントと併せてチェックしましょう。

自分にぴったりの投資配分を、チェックシートでかんたん診断

鈴木:リスクを抑えるには、運用する商品を分散することが大切なんですよね。

飯村(FP):その通りです。株式や債券などは、それぞれ狙えるリターンもリスクも違うので、まず、いつまでにどれくらい貯めるか目標を設定して、次にどの商品にどれくらい投資するか配分を決めて…

鈴木:待ってください、先生! できる気がしません(泣き)

株式会社TOE THE LINE 代表取締役 鈴木万梨子 - 自分にぴったりの投資配分を、チェックシートでかんたん診断

飯村(FP):すみません(笑) そうですよね。そこでおすすめしたいのが、チェックシートを使った配分の決め方です。

鈴木:チェックシート?

飯村(FP):はい、自分がリターン重視するタイプか、それともリスクを抑えることを重視するタイプか、チェックシートに回答するだけでわかるんです。

鈴木:へぇー便利ですね!

飯村(FP):もちろん、自分にぴったりの投資配分もわかるので初心者にもおすすめです。

鈴木:これなら初心者でもかんたんにできそうです。

iDeCoの運用タイプチェックシート

診断方法

チェックシートでわかる 3つの運用タイプと投資配分

チェックシートでわかる3つの運用タイプと投資配分 - タイプ①は積極型、安定より変化を重視するあなたにはリスクを許容しつつ高い収益を狙う運用スタイルがおすすめ。タイプ②はコツコツ型。安定性や安心感を重視するあなたには、比較的リスクの少ない運用スタイルがおすすめ。タイプ③はバランス型。安定性と成長性のバランスを重視するあなたには、多少のリスクは許容しつつ収益を狙う運用スタイルがおすすめ

リスクとリターンの関係 - 国内債券、海外債券、国内株式、海外株式の4商品におけるリスクとリターンの関係

  • 大まかなイメージのため、実際は商品ごとに異なります。

運用後、少しの値動きで一喜一憂しないことが大切

鈴木:先生、実際に運用を始めてから気をつけるべきことはありますか?

飯村(FP):運用中に値動きがあっても、一喜一憂しないことが大切です。

鈴木:そうなんですか? 価値が下がったら、不安になっちゃいそうです…

飯村(FP):その気持ちはよくわかるんですが、短絡的に値動きに左右されて、資産や掛金の配分を変更するのはあまりおすすめできません。

鈴木:なぜですか?

飯村(FP):市場に関心を持つのは大切ですが、毎日値動きを気にしていたら、投資の手間はどんどん大きくなってしまいますよね。

鈴木:たしかに、ちょっと疲れそう。

飯村(FP):値動きに合わせて配分を変更していくストレスが原因で、投資から遠ざかってしまっては元も子もありません。それに、中長期的に見れば価値が回復することも多いので、じっくり腰を据えて投資を継続することが大切です。

鈴木:しんぼう強く見守ることが大切なんですね。

ファイナンシャルプランナー飯村久美さんと株式会社TOE THE LINE 代表取締役 鈴木万梨子さん - 運用後、少しの値動きで一喜一憂しないことが大切

iDeCoを始めるならどこで?金融機関選び3つのポイント

鈴木:投資配分の決め方や運用後の注意点の他にiDeCoを始めるにあたって何かアドバイスはありますか?

飯村(FP):あとは、どの金融機関で始めるかも大切です。

鈴木:どんな金融機関がいいんでしょうか?

飯村(FP):ポイントは3つあります。

鈴木:教えてください!

金融機関選びのポイント1

運営管理手数料が安いこと

飯村(FP):金融機関ごとに、運用期間中にかかる月々の手数料は異なります。月々の手数料があまり変わらなくても、20年運用すると10数万円の差がつくこともあります。

鈴木:すごい。ちりつもですね。

飯村(FP):はい。だからこそ手数料はシビアに考えたいんです。iDeCoは運用期間中にかかる手数料が3つあります。①国民年金基金連合会に納める「収納手数料」、②事務委託先金融機関(信託銀行)に納める「事務委託手数料」、③運営管理機関に納める「口座管理手数料」です。このうち①と②はどこでiDeCoを運用しても同額の手数料がかかります。

鈴木:そうなんですね。

飯村(FP):しかし、3つの手数料の中で「口座管理手数料」は運営管理機関ごとに違うんです。

鈴木:その手数料が安いところを選ぶといいんですね。

飯村(FP):はい、最近では口座管理手数料が0円の会社もあり、おすすめです。

金融機関選びのポイント2

商品プランを決めやすいこと

飯村(FP):次のポイントは、投資の配分が決めやすいかどうかです。

鈴木:どの商品にどれくらい投資するかを、かんたんに決められるかが大事ってことですか?

飯村(FP):はい。どんな商品にどんな配分で投資するか、商品プランが決まっているものだけを取り扱っている金融機関もあるので、投資初心者の方はそういったところを選ぶと良いでしょう。

金融機関選びのポイント3

スマホなどで手軽に運用管理できること

飯村(FP):最後は、手軽に管理できるかという点です。

鈴木:どういうことですか?

飯村(FP):金融のプロが運用してくれるiDeCoですが、ほったらかしにしていいわけではありません。

鈴木:たしかに。プロに頼めるのはうれしいですけど、ほったらかしはちょっと怖いかもしれません。

飯村(FP):そうですよね。だからこそ、年に1回でも現状のプランのチェックをするとよいでしょう。もしも、大幅に損していたら、プランの見直しを検討してもいいかもしれません。

鈴木:なるほど。

飯村(FP):その際、スマホなどで見直しができると便利だと思います。

鈴木:たしかに。その通りですね。

飯村(FP):以上が、金融機関選びのポイントです。

鈴木:iDeCo、私でも始められそうな気がしてきました。さっそく、始めてみようかな(笑)

飯村(FP):いいと思います。iDeCoは運用期間が長ければ長いほど、効果を発揮します。思い立ったが吉日。さっそく始めてみては。

鈴木:はい。先生、今日はいろいろとアドバイスありがとうございました。

飯村(FP):こちらこそ。ありがとうございました。

ファイナンシャルプランナー飯村久美さんと株式会社TOE THE LINE 代表取締役 鈴木万梨子さん