投資信託のしくみ・特徴
投資信託とは、投資家から集めた資金を投資の専門家が運用してくれる金融商品
投資信託とは、投資家から集めた資金を投資の専門家が国内外の株式や債券などに分散して投資・運用します。
「集めた資金をどのように運用するか」は、投資信託毎の運用方針に基づき、ファンドマネージャーが選定します。
運用成果によっては、分配金として投資家に還元されます。また買った時よりも価値(基準価額)が上がった状態で売れば、その差額が利益になります。
ただし、元本保証はされていないため、運用成果によっては分配金が還元されなかったり、買った時の価値(基準価額)よりも下がってしまうこともあります。
投資信託は、投資家から集めた資金を元に「販売会社」「運用会社」「受託会社」の三機関が役割を分担し、運用されています。
・販売会社:投資信託の募集・販売の取扱いや解約請求の受け付け、収益分配金や解約代金、償還金の支払いを行います
・運用会社:投資家から集めた資金を元に、ファンドの組成、受託会社へ運用の指図を行います。
・受託会社:運用会社の指図をもとに受託した資金を株式や債券などに投資し、資産の管理を行います。
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投資信託の特徴
集められた資金は「信託財産」として受託会社によって管理されています。
信託財産は分別して管理していますので(分別管理)、販売会社、運用会社、受託会社に万が一のことがあっても保護されています。
1.少額からはじめられます
株式や債券はある程度まとまった資金が必要ですが、投資信託は1万円程度から始めることができます。
さらに、積立投資の場合、販売会社によっては100円程度から始めることができるので、投資に回すことの出来る資金が少なくても、手軽に始めることができます。
2.少額で分散投資が可能です
一つの株式だけに投資していると、その企業の株価が下がった場合、大きな損失になります。複数の銘柄に投資することにより、業績の悪い企業があっても、他でカバーできます。
3.専門家(プロ)に運用を任せられます
投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家(プロ)が運用を行います。投資対象に関する情報収集や銘柄選定について、その道のプロに任せることができるので、投資初心者にもお勧めです。
4.個人では投資しにくい地域や商品に投資が可能です
海外の株式や債券の情報を個人で集めるためには非常に手間がかかります。また、個人投資家による売買が認められていない国や地域もあります。投資信託であれば、そういった個人では投資しにくい地域の資産に対しても投資することが容易に実現できます。