iDeCoの手続きがオンラインで可能になったe-iDeCo(イーイデコ)とは?
2025年10月にリニューアルされた「e-iDeCoサービス」をご存知でしょうか?これはiDeCo(個人型確定拠出年金)の各種手続きがオンラインでできるサービスです。今回は、大幅に機能が拡充されて使いやすくなった「e-iDeCoサービス」についてご説明します。
「iDeCoオンライン手続きサービス」が「e-iDeCo(イーイデコ)サービス」に
iDeCoの手続きは、書面でのやりとりが多く手間がかかるといった印象を持っている人も多いのではないかと思います。そういった不便を解消するために、2023年10月から「iDeCoオンライン手続きサービス」が開始されていたのですが、このサービスでは「小規模企業共済等掛金払込証明書」(電子データ)の受け取りのみということで、機能的にはかなり限定的になっていました。
それが、2025年10月20日から「e-iDeCo(イーイデコ)サービス」と名称が変更されて機能が拡充、諸変更届が可能となったのです。この「e-iDeCo」に対応した運営管理機関も大幅に増えており、2025年12月15日からは59社に拡大しています。
「e-iDeCoサービス」によりオンラインでできる手続きは?
e-iDeCoサービスでは、各種手続きを365日24時間オンラインで進めることが可能になりました。現在e-iDeCoで行うことができる手続きは次のとおりです。
- 氏名・住所変更
- 掛金額変更
- 被保険者種別変更
- 掛金引落機関変更
- 掛金の拠出停止(資格喪失)
- 「小規模企業共済等掛金払込証明書」(電子データ)の取得
- 氏名・住所変更
住所・氏名・電話番号の変更が可能です。マイナンバーカードより住所氏名情報を取得することができます。 - 掛金額変更
毎月定額の拠出金額の変更が可能です。被保険者種別に応じた拠出限度額を画面上で確認しながら入力します。ただし、月別掛金(毎月定額)から毎月定額(月別掛金)への変更や、月別掛金(年単位拠出)の拠出金額の変更は書面での手続きになります。 - 被保険者種別変更
ご自身の被保険者種別が1 号、2号、3 号になった場合、その変更登録が可能です。ただし、任意加入被保険者への変更は従来通り書面での手続きが必要です。 - 掛金引落機関変更
個人払い口座の変更登録が可能です。 - 掛金の拠出停止(資格喪失)
加入者の資格を喪失する場合の申請が可能です。 - 「小規模企業共済等掛金払込証明書」(電子データ)の取得
お勤め先での年末調整や確定申告の手続きで利用できる「小規模企業共済等掛金払込証明書」(電子データ)を受け取ることができます。
手続きの際に現在の登録状況が表示されるため、登録状況を確認した上で各種変更手続きを進めていくことが可能となっています。
また、各種手続きの進捗状況(処理中なのか、完了したのか等)についての連絡をメールで受け取ることができ、e-iDeCoへのログイン後の画面でも確認することが可能です。
これだけの手続きがオンラインで完結できますので、かなり利便性が高まったと言えるのではないでしょうか。
ただし、上記の手続き以外については、引き続き帳票による手続きが必要となります。具体的な手続方法など必要な場合は、利用されている運営管理機関に確認の上、手続きしていきましょう。
「e-iDeCoサービス」利用の始め方
オンラインでの各種手続きが可能になる「e-iDeCoサービス」を利用するためには、次のような事前準備が必要です。
- マイナンバーカードの取得
- マイナポータル利用者登録
- e-私書箱アカウント作成
2025年11月末時点でマイナンバーカードは約8割の人が取得、さらにその約8割の人がマイナポータルの利用登録をされているので、最初の2つは多くの人がすでに完了しているのではないかと思います。これに加えてe-私書箱のアカウントを作成すれば事前準備は完了です。その上で、「e-iDeCoサービス」の利用者登録を行うことで、利用できるようになります。
実際に筆者も「e-iDeCoサービス」の利用者登録を行ってみましたが、日頃からマイナンバーカードやマイナポータルアプリを利用していれば、登録はとてもスムーズで簡単でした。
(参考)e-iDeCoサービスマニュアル
2027年からの拠出限度額大幅アップに向けて
2027年からはiDeCoの拠出限度額が大幅に引き上げられる予定です。
(参考)「iDeCo改正!加入可能年齢と拠出限度額の引上げで大幅拡充に」
2027年から掛金額を増額しようと考えている人は、今のうちから「e-iDeCoサービス」の利用登録をしておけば、実際に増額の手続きをする際にスムーズに行えるのではないかと思います。
掛金増額に限らず、各種手続きがオンラインで完結できる便利なサービスですので、iDeCoを利用されている方は、「e-iDeCoサービス」の利用登録をしておいてはいかがでしょうか。


