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投資信託の種類と選び方

たくさんある投資信託の中から、自分に合ったものを選ぶのは大変。ただ、投資信託の特徴毎に分類されているため、その特徴を捉えていくことで、自分に合った投信を選ぶことが可能になります。ここではどのような分類があるのかを抑えていきましょう。

主な投資信託の種類と特徴

投資信託の分類方法として代表的なのが、組入資産での分類。それぞれどのような特徴があり、どのようなメリットがあるのか、反対にどのようなデメリットがあるのかもしっかり押さえておきましょう。

国内株式型 銘柄の組み合わせで種類はさまざま

国内株式型投資信託の特徴
運用内容 主に日本国内の株式に投資するファンド
主な投資方針
  • 日経225連動型、TOPIX連動型などの、インデックス型
  • インデックスを上回る投資成果を目指す、アクティブ型
  • 大型株、中小型株、テーマ型、ブル型、ベア型、好配当型、バリュー型、グロース型
主なメリット・デメリット
  • インデックス型は、購入コストが安めに設定されている
  • 運用次第で高リターンが期待できる
  • 価格変動が大きく、期待に反して損をする危険性もある

国内債券型 株式よりも安定している

国内債券型投資信託の特徴
運用内容 主に日本国内の債券に投資するファンド
主な投資方針 日本国債型、物価連動債型、公共事業債型、国内社債ブレンド型
主なメリット・デメリット
  • 価格の動きが小さく安定している
  • 金利が上がっている状況では、債券価格が下落する
  • 社債の場合、企業の信用リスク(倒産の危険性)がある

海外株式型 為替の影響を受けやすい

海外株式型投資信託の特徴
運用内容 主に海外市場で上場されている株式に投資するファンド
主な投資方針
  • 米国、オーストラリア、中国、スイス、インドなどの単一国型
  • 米国、欧州、アジア、オセアニア、中南米、アフリカ、中近東、新興国(エマージング市場)など、複数地域で投資する地域型
  • アクティブ型とインデックス型
主なメリット・デメリット
  • 高リターンが期待できる
  • 海外株なので、為替の変動リスクがある
  • 中近東などの場合、政情不安などのリスクがある
  • 海外企業の信用リスク(倒産の危険性)がある

海外債券型 投資国の政情にも注意

海外債券型投資信託の特徴
運用内容 海外の国債・公社債・社債に投資するファンド
主な投資方針
  • ソブリン債(米国債、世界銀行債などの高格付け債券)
  • エマージング債(ブラジル、南ア、中国などの中格付け債券)
  • ハイ・イールド債(米国やその他の国の格付けが低い債券)
主なメリット・デメリット
  • 高格付け債券では安定的な運用が可能
  • 日本に比べて高金利での運用が見込める
  • 為替変動によるリスクがある
  • 国や地域によっては政情不安のリスクがある
  • 信用度の低い社債の場合、倒産のリスクがある

バランス型 複数の対象にバランスよく投資

バランス型投資信託の特徴
運用内容 国内外の債券・株式等で運用される投資信託で運用
主な投資方針
  • 複数の資産にバランスよく投資する
  • 株と債券を組み合わせたもの、さらに不動産投信やコモディティといった資産も組み入れるものなど
主なメリット・デメリット
  • 手軽に分散投資ができる
  • 「リバランス」を定期的に行ってくれる
  • 1本のバランス型ファンドで十分な分散投資効果が得られるため、複数の投資信託を買わなくてすむ
  • 信託報酬が高めに設定されている場合がある

分配金「出る/出ない」どっちがいい?

毎月分配型は短期向き、分配金が出ないものは長期向きと考えるといいと思います。毎月分配の場合、収益の一部を毎月分配してしまうため、複利効果が期待できなくなってしまいます。

毎月分配型の投資信託は、老後の年金の補充として考える場合などにはいいと思いますが、資産形成における長期運用の対象商品としては不向きと言えるでしょう。

為替ヘッジ「あり/なし」どっちがいい?

「為替ヘッジ」とは、今の時点であらかじめ将来の為替を予約して、確定させることで為替の影響を受けないようにすることです。「為替ヘッジをする」場合、為替変動リスクを低減できるというメリットがある一方、為替差益は享受できず、対象通貨の金利差分の為替ヘッジコストがかかります。「為替ヘッジをしない」場合は、為替ヘッジコストがかからず、円安になった場合に為替差益を享受できますが、円高になった場合は為替差損を被ります。

為替ヘッジの有無には下記のようなタイプがあります。

タイプ 留意点
為替ヘッジなし 全く為替ヘッジをせずに運用するタイプ。円安局面では為替差益が得られるため基準価額は上昇するが、円高局面では為替差損が反映されるため、基準価額は下落する
為替ヘッジあり 基本的にヘッジがかけられるので、円高が進んだとしても基準価額が下落するリスクを軽減できる。しかし、円安になっても為替差益を享受できない。また、フルヘッジといっても追加型投信の場合、日々の資金の流出入があるため、100%ヘッジが効くとは言えない
状況に応じてヘッジする 運用会社の運用担当者の裁量で、為替相場の状況を見て為替ヘッジをかけたり、外したりするタイプ。円安時には為替ヘッジをかけずに為替差益を狙う一方、円高時には為替ヘッジをかけることで為替差損の発生を防ぐ。いいとこどりのように見えるが、為替ヘッジをかけたり外したりのタイミングで運用の巧拙が出る
選択型 為替ヘッジありと為替ヘッジなしの両方が用意されており、投資家自身が為替相場の流れを見ながら、いずれかのコースを選択する。自分でスイッチングしなければならない手間がかかるほか、自分の判断が常に正しいとは限らないのが難点。自分で判断したいという人向き