投資信託の基準価額はどう決まる?
基準価額は、投資している株式や債券、為替の影響を受けて変動します。
投資信託は元本が保証されていない商品で、日々、基準価額が変動します。
【マーケット変動による影響】
主な変動要因は組み入れている株式や債券の価格変動によるものですが、金利や景気などマーケット全体の変化により、投資信託の基準価額は影響を受けます。
【景気による変動】
景気 | 株価 | 基準価額 |
---|---|---|
上昇 ⤴ | 上昇 ⤴ | 上昇 ⤴ |
下落 ⤵ | 下落 ⤵ | 下落 ⤵ |
【金利による変動】
金利 | 債券価格 | 基準価額 |
---|---|---|
上昇 ⤴ | 下落 ⤵ | 下落 ⤵ |
下落 ⤵ | 上昇 ⤴ | 上昇 ⤴ |
【為替変動による影響】
外国の株式や債券などに投資しているファンドの場合、基準価額は為替変動の影響を受けます。為替は国家の成長性や健全性、地政学リスクなど様々の要因で変動します。円高になるとファンドの基準価額にはマイナスの影響、円安になるとプラスの影響を与えます。
為替 | 基準価額への影響 |
---|---|
円高 | マイナス |
円安 | プラス |
【分配金による影響】
ファンドによっては、決算時に分配金が出るものがあります。分配金はファンドの残高全体から支払われるため、分配金の支払いがあるとその分基準価額が下がります。
【運用コスト支払いによる影響】
ファンドの運用にはコストがかかります。組み入れている資産の価格や為替に全く変動がなく、分配金の支払いが無い場合でも、信託報酬や監査報酬等のコスト分は基準価額が下がります。