「お取引状況のお知らせ」とは?
お客さまの確定拠出年金の資産状況を記録関連運営管理機関であるJIS&T社よりお知らせするものです。基準日時点(前年12月末)の残高、前回基準日から今回基準日までの期間の取引履歴などが記載されています。
本通知は毎年1月下旬頃にJIS&T社より発行されます。受取方法は、「郵送」もしくは「WEB閲覧」のどちらかをお選びいただけます。
受取方法の変更はこちらからご確認ください。
- 受取方法が郵送の場合
- 「お取引状況のお知らせ」が作成された時点において、JIS&T社に登録されている住所に発送されます。
- 受取方法がWEB閲覧の場合
- JIS&T社の「確定拠出年金インターネットサービス」よりご確認いただけます。
- JIS&T社のWEBサイトに遷移します。
2024年4月以降にauのiDeCoに加入されたお客さまへ
2024年4月以降にauのiDeCoに加入されたお客さまの「確定拠出年金お取引状況のお知らせ」受取方法の初期設定は以下となります。
WEBまたはアプリから 資料請求されたお客さま | 「WEB閲覧」 資料請求時にご登録いただいたメールアドレス宛にJIS&T社より登録完了メールが届きます。 |
---|---|
カスタマーサービスセンターで 資料請求されたお客さま | 「郵送」 |
受取に必要なメールアドレスや受取方法はJIS&T社「確定拠出年金インターネットサービス」から変更いただけます。
- JIS&T社のWEBサイトに遷移します。
「確定拠出年金お取引状況のお知らせ」の見方
「お取引状況のお知らせ」の見方について、ページごとに解説致します。
- PAGE01
今回基準日時点の年金資産の総額と運用損益、資産配分の状況
1 - 今回基準日
- 前年12月31日を基準として、年金資産の残高、運用の状況が記載された「お取引状況のお知らせ」を作成します。
2 - 年金資産評価額
- 基準日時点で運用商品を全て売却して現金化した場合の金額です。
3 - 運用金額
- 運用のもとになった金額です。
「⑤掛金額」+「⑥受換金額」- 「⑦給付金額・移換金額」- 「⑧手数料」で計算します。内訳は⑤~⑧に記載されています。
4 - 評価損益
- 今回基準日時点における年金資産全体の運用利益(プラス)あるいは運用損失(マイナス)を表示しています。
5 - 掛金額(定時拠出)
- 当制度において、これまでに拠出した掛金額の累計を表示しています。
6 - 受換金額
- 転職等により、他の確定拠出年金制度および企業年金制度等から現在の確定拠出年金制度に移された年金資産の金額の合計を表示しています。
7 - 給付金額・移換金額
- 給付金額は一時金および年金としてお支払いした金額(税込)の累計です。
移換金額は転職等により、現在の確定拠出年金制度から他の確定拠出年金制度に移される年金資産の金額を表示しています(移換金額には事業主返還金額を含みます)。
8 - 手数料
- 加入時から今回基準日までの間に、拠出した掛金等から加入者が負担した事務費等の累計金額を表示しています。
9 - 年金資産評価額の内訳
- 今回基準日時点の商品ごとの時価評価額が年金資産評価額に占める割合をグラフ表示しています。なお、「割合」は小数点以下を四捨五入した数値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。
- PAGE02
今回基準日時点の購入している運用商品の個別の状況
10 - 今回基準日時点の年金資産評価額の内訳
- 今回基準日時点における購入している運用商品の個別の評価額がまとめられた部分です。
11 - 掛金(定時拠出)の商品部分
- 拠出する掛金を、どの運用商品にどのくらい配分しているかを表示しています。
12 - 残高
- 今回基準日時点の運用商品ごとの口数または金額を表示しています。
13 - 時価単価
- 今回基準日時点で時価換算した場合の単価になります。
14 - 時価単価の単位
- 時価単価を評価する単位になります。
15 - 時価評価額
- 基準日時点で時価に換算された評価額になります。
16 - 未指図資産
- 毎月の掛金や他の確定拠出年金制度から移された資産等に対して商品別配分変更を行っていない等の場合、資産を未指図資産(運用が行われない現金相当の資産)として表示します。
未指図資産のままでは運用が行われず、運用指図により生じる利益を得られない可能性もございますので、ご自身の判断で運用の指図を行ってください。
※JIS&Tでの管理上、未指図資産はダミー商品(商品番号 999、商品種類を空白)として表示します。
17 - 待機資金
- 【お取引状況のお知らせ】の作成基準日に取引が完了していないものがある場合、当該取引に係る資金を待機資金として区分表示します。
例:入金、発注は完了しているが、商品提供機関からの取引報告がJIS&Tに未着の場合など。
18 - 未納手数料(収納予定手数料)
- 記録運営管理機関(JIS&T)、資産管理機関(信託銀行)、運営管理機関(auアセットマネジメント)が今後収納予定の手数料がある場合に表示します。
自動的に掛金から収納されるので、特にお手続きをしていただく必要はありません。
19 - 年金資産評価額
- 時価評価額合計に待機資産を加え、未納手数料を減じた金額を表示しています。
- PAGE03
前回基準日時点の運用状況、購入している運用商品ごとの取引明細の詳細
20 - 前回基準日時点の年金資産評価額の内訳
- 前回基準日時点の運用状況、購入している運用商品ごとの取引明細の詳細がまとめられた部分です。
各項目は2ページ目の⑪~⑮と同じです。
※配分している運用商品数によっては、3ページ目ではなく、2ページ目に記載されている場合があります。
21 - 確定年金・終身年金の内訳
- 確定年金の管理資産額については、残余支払期間における予定受取年金額合計を表示しています。また、終身年金の管理資産額については、残余期間が未確定であるので表示されていません。
このページは確定年金、終身年金を保有している場合に表示されます。
22 - お取引の明細
- 運用商品ごとの取引(購入や売却)の明細です。
23 - 約定日
- 発注を受付け、売買が成立した日になります。
24 - 受渡日
- 商品購入・売却取引の資金決済がされた日になります。
25 - 取引区分(運用指図日)
- 「定時拠出」は拠出した掛金による購入取引を指します。
「スイッチング」は運用商品間の預替えの取引を指します。
※その他に「自動継続」、「還付」、「移換」などがあります。
「運用指図日」は加入者がインターネットもしくはコールセンター等により、スイッチング(商品売却・購入指図)を行った日を指します。
26 - 運用金額
- 運用のもととなった金額の明細です。
27 - 掛金額(定時拠出)の明細
- 対象期間中の掛金額を表示します。「年月日」は資産管理機関へ入金された日です。
28 - 企業年金制度等からの受渡の履歴
- 企業年金制度等での脱退一時金相当額を確定拠出年金に移し換えされたときの移換金額および加入者等期間に参入された期間です。
29 - 移換元制度の名称
- どの制度から確定拠出年金に移換されてきたかを下記のとおり表示します。
厚生年金基金、確定給付企業年金、企業年金連合会
30 - 加入者等期間算入期間
- 企業年金制度等をもとに通算加入者期間に参入された期間(確定拠出年金法74条の2の2項)を表示しています。
年金給付裁定時に必要な加入者等の期間には移換金額に応じた当該期間を加えることができます。
31 - 手数料の明細
- 対象期間中に収納された手数料および対象期間中に発生した未納手数料を表示しています。
国民年金基金連合会が徴収する収納手数料は拠出の都度、徴収されます。本手数料が徴収された場合は「国民年金基金連合会 月次手数料」と表示されます。
32 - 商品別配分変更の履歴
- 購入される商品の配分変更があった場合に表示されます。
33 - 掛金額(定時退出)
- 掛金(定時拠出)により購入された商品の配分を表示しています。「㉖運用金額」の「㉗掛金額(定時拠出)の明細」が1件も表示されていない場合は、本項目は表示されません。
34 - 給付の履歴
- 対象期間中に受け取られた一時金および年金のお受取金額が表示されます。
35 - 通算加入者等期間
- 今回基準日時点の老齢給付年金の請求要件に係る期間(確定拠出年金法33条3項)を表示しています。
※脱退一時金請求をされた方へのご留意事項
確定拠出年金法に従い脱退一時金を受給された場合、受給した月の前月までの期間は通算加入者等期間に含めないこととされています。
※確定給付企業年金へ移換手続きをされた方へ
確定拠出年金から確定給付企業年金へ移換手続きをされた場合、移換した日の翌日が属する月の前月までの期間のうち、確定拠出年金(企業型および個人型)の加入者期間(掛金拠出のあった期間)と、脱退一時金相当額の移換等に伴い、確定拠出年金以外の企業年金制度等から確定拠出年金に算入された期間は通算加入者等期間に含めないこととされています。
このため確定拠出年金に残った記録を確定拠出年金制度の別の口座に引継する場合、引継される通算加入者等期間は本通知に記載の期間より短くなる場合があります。
36 - 加入者(運用指図者)資格取得年月日
- 加入者(運用指図者)の資格を取得した日を表示します。
37 - 加入者(運用指図者)資格喪失年月日
- 加入者(運用指図者)の資格を喪失した日を表示します。