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「お金と時間を投資したから、リターンがあった」レンタルなんもしない人が語る、お金の話(前編)

「働くことが向いていない」と気づいた森本祥司さんは、「何もしない」ことを仕事にしてしまいました。サービス名は「レンタルなんもしない人」。簡単な受け答え以外は何もしない。ただ一人分の存在を必要とする人から、TwitterのDMでさまざまな依頼を受ける。そして今やフォロワー約25万人——。仕事の概念を根底から変えてしまったこの発想は、どこから生まれたのでしょうか。働くことやお金の使いかたについて、独自の目線で語ってくれました。ご本人がいう簡単な受け答えの範疇で。

レンタルなんもしない人が語る、お金の話(前編)「お金と時間を投資したから、リターンがあった」
レンタルなんもしない人

■プロフィール
レンタルなんもしない人(森本祥司さん)

1983年生まれ。理系の大学院を修了後、教育系の出版社に就職。退社後、フリーランスのライターに。現在「レンタルなんもしない人」の活動に携わる。既刊に『レンタルなんもしなかった人のなんもしなかった話』(晶文社)、他に「週刊モーニング」(講談社)誌で活動を描いた連載『レンタルなんもしない人』(漫画・プクプク)などがある。

何もしないということを、プロ化する

レンタルなんもしない人が語る、お金の話(前編)「お金と時間を投資したから、リターンがあった」 - 何もしないということを、プロ化する

フリーランスを8年ほどご経験されたあと、2018年6月に「レンタルなんもしない人」というサービスを開始されました。この発想はどのように生まれたのですか?

ちょうど「プロ奢ラレヤー(※1)」さんが、SNS上で「今ここにいるから誰か奢りに来い」ということを始めて話題になっていて、これはおもしろいと思いました。SNSとリアルの融合というか。投稿された場所に行くと本当にいた、みたいな。しかし、自分は「奢って」なんて人に頼めない。じゃあ何ができるのか。たどり着いたのは“なんもしない”ということでした。

そもそもコンプレックスだったんです。昔から、仕事でもバーベキューでも「お前は何もしない奴だ!」と言われ続けてきました。それでいい気はしないし、ネガティブにとらえていましたから。ところが、プロ奢ラレヤーさんが、奢ってもらうという世間一般にはあまり評価されない行為を、プロ化してしまった。だったら、自分は“なんもしない”ことをプロ化できないか。そんな風に考えたんです。

具体的にどんな依頼がありますか?印象に残った最近の例を教えてください。

印象に残ったものを僕がピックアップすると、依頼内容に優劣を付けているようで申し訳ないので、一般の評価としてTwitterで最近反響の大きかったものを紹介すると……、例えば、ファミレスで同席する依頼。作家の方が、「ファミレスで仕事をしたいのだけれど、一人だと長時間広いテーブルで作業をするのは気が引ける。なので同席してほしい」と。僕はその間、ずっとスマホをいじっているだけでした。

おもしろいですね。当初このサービスは無料でしたが、生活への不安はなかったのですか?

収入はなくても、半年くらい生活できる貯蓄はありました。ただ、貯畜があって安心だから始めたかというと、それは少し違っていて。

これもプロ奢ラレヤーさんの影響ですが、お金ってゲーム用語で言うと「ヒットポイント(登場キャラクターの体力の現在値もしくは残値)」として捉えられがちなんです。だから人は守りに入る。でも、お金は稼ぐより上手く使う方が難しくて、そのためのスキルもいる。

そう考えると、お金は「マジックポイント(魔力を表す数値)」に近い。言ってみれば、何かを変える・行動を起こすためのパワーなんです。だから、このサービスを始めたのは、貯蓄があるから安心というより、これを使って何かしてみようという意識が働いたからだと思います。

(※1)ネットで呼び掛け、他人に食事を奢ってもらうことで生計を立てている。3年で約2000人に奢られたとのこと。しかも、奢る側には条件(経歴、職業、奢る金額など)があり、それがかえって関心を集める要因にもなっている。

お金と時間を投資して、得られたもの

サービスを有料化されたのは2019年9月16日。しかも、一気に1万円になりました。

テレビのノンフィクション番組に取り上げられたことが、大きなキッカケにはなりました。その放送後、バッシングが急増したんです。「妻子を食べさせなくていいのか」とか、「生活費くらいちゃんと稼げ」とか。それで僕もカッとなって、じゃあお金を取りますよと、衝動的に有料にしました。

でも、無料であることによって、依頼者と対等というか、何もしないことがサービスとして成立するという側面もあったと思うのですが……。

それについては僕も悩みました。ただ、僕自身が結果的に有名になってしまい、すごく忙しくなっている。すると依頼者の側も、タダで拘束するのは申し訳ないという思いが大きくなったようで。だから、有料になったことでかえって頼みやすくなったと言ってくれる人が、結構多くいたんです。

収入も格段に増えましたよね。

収入は確かに以前より増えましたが、始めて1年以上、このサービスによる収入はなかったわけですから、お金と時間を投資した結果、リターンがあったという感覚に近いですね。

どんな形であれ、このサービスが収入につながるという期待もありましたが、同時におもしろいことをたくさん経験したいという気持ちもありました。実際、人とは違ういろんな経験をたくさんできているのは楽しいです。

投資家こそ“なんもしない人の極み”かもしれない

レンタルなんもしない人が語る、お金の話(前編)「お金と時間を投資したから、リターンがあった」 - 投資家こそ'なんもしない人の極み'かもしれない

森本さんは仮想通貨(暗号資産)のご経験もあるとのことですが、始めたキッカケは何だったのですか?

フリーランスで仕事をしていた頃、クルミドコーヒーの影山知明さん(※2)が経済についての私塾を開いていて、それに参加しました。そこでいろんなことを聞いたり考えたりして、急に気持ちが軽くなったんですね。それで興味のあることをまずはやってみようと思い、ギターと仮想通貨を購入しました。

ギターは楽器が何もできないので、単純に弾けたらカッコいいなと思って。仮想通貨は「これ何だろう?」という単純な興味でした。でも、始めたらめちゃくちゃ面白かった。ビットコイン以外にも多種多様な通貨があったり、ブロックチェーンのような新しいシステムも生まれる。儲かるというより、その何もかも画期的な部分に惹かれました。

投資そのものについて興味はあったのですか?

理解としては、実際にやったら難しいだろうとか、リスクがあるものだという程度ですが、「お金に働いてもらう」ということで言えば、今も興味はあります。働くこと以外にお金を得られますし。

しかも、投資をしたら、売買はするにしても基本は何もしなくても済む。そこは、今のサービスや自分の生き方とも似ているかもしれません。

さきほど、このサービスはお金と時間を投資して始めた感覚と言いましたが、こういった発想は仮想通貨をやってみた経験からきていると思います。だから、すごい投資家は“なんもしない人の極み”かもしれませんね。

たしかにそうですね。「ほぼなんもしない」「お金に働いてもらう」という点では、今注目されている「iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA(ニーサ)」も、その表現が当てはまる投資法、資産運用の制度です。ご存知ですか?

実は、会社員時代に確定拠出年金に加入していたんですよ。若いうちから経済に興味を持つべきだという社長の方針で。退職したときにどんな手続きがされたのか、今も把握できていないのですが、とりあえず継続して毎月5000円、今も掛けています。さほど高額じゃないからいいかなと思って。

無意識であっても、将来には備えているわけですね。

(※2)マッキンゼー&カンパニーを経て、2008年、西国分寺の生家に多世代型シェアハウスとカフェ「クルミドコーヒー」をオープン。その後、地域通貨の発行、出版事業、クラウドファンディングなど多角的な活動を続ける。

【つみたてNISAに関するご注意事項】

  • つみたてNISAは、すべての金融機関を通じて、同一年において1人1口座に限り開設することができます。(金融機関を変更した場合を除きます。)
  • NISAとつみたてNISAは選択制であることから、同一年に両方の適用を受けることはできません。NISAとつみたてNISAの変更は、原則として暦年単位となります。
  • その年の非課税投資枠の未使用分を、翌年以降に繰越すことはできません。
  • つみたてNISAの損益は税務上ないものとされ、他の口座で保有する上場株式等の配当金、売買損益等と損益通算することができません。
  • ETFの分配金は、証券会社で受取る場合(株式数比例配分方式を選択されている場合)のみ非課税となります。
  • 投資信託の分配金のうち、元本払戻金(特別分配金)はつみたてNISA以外の口座でも非課税であるため、つみたてNISAの非課税メリットを享受できません。
  • つみたてNISA以外の口座で保有されている上場株式等をつみたてNISAに移管することはできません。
  • つみたてNISAで保有されている上場株式等を、他の金融機関のつみたてNISAに移管することはできません。
  • 国外への出国等で非居住者となる場合には、所定の手続きが必要です。
  • つみたてNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間40万円までです。銘柄の入れ替えも、買付金額分、非課税投資枠が消化されます。
  • つみたてNISAをご利用いただくにあたり、定期的、継続的に積立投資を行なう積立契約をお申込みいただく必要があります。
  • 20年の非課税期間経過後、翌年の非課税投資枠に保有商品を移管(ロールオーバー)することはできません。
  • つみたてNISAにかかる積立契約により買付けいただいた投資信託の運用管理費用(信託報酬)等の内容については、原則として年1回、お客さまへ通知いたします。
  • つみたてNISAに累積投資勘定を設けた日から10年経過した日、および同日の翌日以後5年を経過した日(以下基準経過日)ごとに、つみたてNISAを開設いただいたお客さまのお名前・ご住所を確認させていただきます。なお、基準経過日から1年以内に確認ができない場合、つみたてNISAへの上場株式等の受入が出来なくなります。 ※今後、法令・制度等が変更された場合、記載内容が変更となる可能性があります。(2019年10月現在)

【iDeCo(個人型確定拠出年金)に関するご注意事項】

  • 積立金の運用は加入者ご自身の責任で行われ、受け取る額は運用成績により変動します。
  • 運用商品の中には、元本確保されない商品もありますので、商品の特徴をよく理解した上で選択してください。
  • iDeCoは、老後の資産形成を目的とした年金制度であるからこそ、税制優遇措置が講じられています。
  • このため、原則60歳まで積立金を引きだすことはできませんので、ご注意ください。
  • 加入期間等に応じて受給できる年齢が決まります。
  • 手数料がかかります(運営管理機関や商品によって異なります。)なお「auのiDeCo」をご利用いただいている間は、運営管理機関手数料は0円(無料)となります。

【金融商品仲介業務に関するご注意事項】

  • 当社は、金融商品仲介業者として所属金融商品取引業者である大和証券株式会社(以下、大和証券)の証券口座開設の勧誘・媒介、および大和証券の取扱う各種金融商品とその取引に関するご案内を行います。
  • 金融商品仲介による証券口座の開設ならびに当該口座を通じて行われる有価証券のお取引は、お客さまと大和証券とのお取引になります。また、お取引により発生する利益および損失はすべてお客さまに帰属します。
  • 当社には大和証券とお客さまとの契約締結に関する代理権はありません。したがって、当社には大和証券とお客さまとの間の契約の締結権はありません。
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  • 当社で金融商品仲介のお取引をされるかどうかが、お客さまと当社との他のお取引に影響を与えることはありません。また、当社でのお取引内容が金融商品仲介のお取引に影響を与えることもありません。
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  • お取引に際しては、契約締結前交付書面、目論見書または約款等の内容を必ずご確認の上、投資判断はご自身でされるようお願い申し上げます。
  • 金融商品仲介によりお取引いただいた有価証券は、所属金融商品取引業者が保護預りし、分別保管されますので、所属金融商品取引業者が破たんした際にも、所属金融商品取引業者の整理・処分等に流用されることはありません。万一、所属金融商品取引業者の破たん時に何らかの事由によりお客さまの資産が棄損した場合には、投資者保護基金により、おひとりあたり1,000万円までが保護されます。ただし、デリバティブ取引等一部の取引は保護の対象となりません。
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金融商品仲介業者
商号等 auアセットマネジメント株式会社 金融商品仲介業者:関東財務局長(金仲)第872号
加入協会 一般社団法人 投資信託協会
所属金融商品取引業者
商号等 大和証券株式会社 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第108号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
ディスクロージャー資料 業務及び財産の状況に関する説明書類【2019年3月期】
お客様苦情相談窓口 大和証券 お客様相談センター(受付時間:平日9:00~17:00・年末年始除く) 電話番号:03-5555-2222
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